ンス・ピツカ氏との共演
('96.6.9 栃木県交響楽団第61回定期演奏会 ― グリエール/ホルン協奏曲) 

写真提供;栃木県交響楽団

バイエルン国立管弦楽団の首席奏者である氏との共演で、ワーグナー吹きの彼の音を間近で楽しませてもらった。この曲の演奏も氏のたっての希望で、初めて演奏する曲だったがとてもいい曲で、忘れられないレパートリーになった。当日は大いに興がのったのか、氏はアンコールで「神々の黄昏」の“ジークフリートのラインへの旅”からのソロをいともた易く吹いてしまい、オーケストラのメンバーともどもステージ上であっけに取られてしまった。この時の演奏会が栃響との最初の演奏で、お互いの共演希望がやっと実現することができた記念すべき演奏会であった。